メロンひと玉のスーパーでの値段はいくらくらい？お店やタイミングで変わる

「メロンひと玉って、スーパーでいくらくらいするの？」
なんとなく高そうなイメージはあっても、実際の相場はよく分からないという人も多いと思います。
しかも、同じメロンでも
「どこのお店で買うか」
「いつ買うか（時期やセールのタイミング）」
によって、ひと玉あたりの値段がかなり変わります。

この記事では、統計データや販売サイトの情報などをもとに、メロンひと玉の値段の目安を整理しながら、スーパー・八百屋・デパート・通販などお店ごとの違いや、安く買いやすいタイミング・選び方のコツを分かりやすくまとめていきます。

メロンひと玉のスーパーでの値段はいくらくらい？全体の目安

総務省の小売物価統計をもとにしたデータによると、2025年8月時点のメロンの平均価格は、全国79都市の単純平均で1kgあたりおよそ900円前後とされています。
メロン1玉は品種やサイズにもよりますが、だいたい1.0〜1.5kgくらいのことが多いため、「一般的なスーパーで、ひと玉1,000〜1,500円前後」というのが一つのイメージになります。

ただし、実際の売り場では次のようにかなり幅があります。

• 普段使い向けのネット系メロン（アンデス系・クインシー系など）……ひと玉700〜1,500円前後のことが多い
• 特売やディスカウント店の目玉商品……ひと玉500〜1,000円程度になる場合もある
• デパートや高級スーパーのギフト用メロン……ひと玉2,000〜数千円以上のこともある

例えば、クインシーメロンについて解説しているサイトでは、スーパーでの相場として
小玉で800〜1,200円前後、中玉で1,200〜2,000円前後、大玉で2,000〜3,000円前後という目安が紹介されています。
また、アンデスメロンについては、業務用の仕入れサイトなどで1玉500〜800円前後の事例も見られ、普段使いしやすい価格帯の品種として扱われています。

このように、「メロンひと玉の値段」は、品種・サイズ・お店・タイミングによってかなり変わるという前提を押さえておくと、売り場での値札もイメージしやすくなります。

メロンひと玉の値段が変わる主な理由｜サイズ・品種・産地・等級

同じ「メロンひと玉」でも、値段が大きく違うことがあります。
その主な理由は、サイズ（重さ）・品種・産地・等級（品質）などです。
ひとつずつ見ていきます。

玉の大きさ（重量）が大きいほど値段は高くなりやすい

小売物価統計や市場価格は、基本的に1kgあたりで集計・表示されることが多いです。
そのため、単純に重いメロンの方が、ひと玉あたりの値段は高くなりやすいです。

例えば、同じ1kgあたり900円前後だとすると、

• 1.0kgの小さめのメロン……ひと玉あたり約900円
• 1.3kgの中玉メロン……ひと玉あたり約1,200円
• 1.5kgの大玉メロン……ひと玉あたり約1,350円

実際の売り場では、ここに品種・ブランド・旬かどうかといった要素も加わるので、必ずしもこの通りではありませんが、「大きい玉ほど高くなりやすい」というイメージを持っておくと、値段の違いを理解しやすくなります。

アンデスメロン・クインシーメロンなど品種による違い

スーパーで見かけることが多いのは、アンデスメロン・クインシーメロンなどのネット系メロンです。
これらは、見た目は高級マスクメロン風でありながら、比較的手頃な価格帯で出回ることが多い品種とされています。

品種によって、出荷時期や栽培方法、産地が異なり、「出回る時期の長さ」「収穫量」「ブランド力」などが価格にも影響します。

• 普段の食卓向け……アンデスメロン・クインシーメロンなど、比較的お手頃なネットメロン
• 贈答用・ギフト向け……マスクメロン系のブランドメロン（クラウンメロンなど）

このように、同じ「ネット系メロン」でも、品種によって価格帯が変わることが多いです。

クラウンメロンや夕張メロンなどブランドメロンの価格帯

高級ギフトとして有名なのが、静岡県産のクラウンメロンや、北海道の夕張メロンなどのブランドメロンです。
通販サイトや産地直送のショップでは、クラウンメロンの白等級1玉（約1.3〜1.5kg）で6,000〜8,000円前後の価格帯のものが多く見られます。

同じ「メロンひと玉」でも、こうしたブランド品は、温室管理や栽培方法、選別基準などに手間がかかっており、贈答用・特別な日のギフト向けとして価格帯も高く設定されています。

等級（秀・優など）や糖度表示と値段の関係

メロンには、見た目や大きさ・糖度などで分類された等級（秀・優・良など）があり、等級が上がるほど高くなる傾向があります。
また、通販サイトなどでは「糖度◯度以上」など、糖度の目安を表示している商品もあり、こうしたものも一般的に価格は高めです。

スーパーで買うときは細かな等級表示がない場合も多いですが、「贈り物向け」として並んでいるものは、見た目や甘さの基準が厳しめで価格も高め、
「自宅用」として売られているものは、多少形が不揃いでも手頃な価格になっていることが多いです。

メロンひと玉の値段はお店によってどれくらい違う？スーパー・八百屋・デパート・通販を比較

同じ品種でも、どこで買うかによってメロンひと玉の値段はかなり変わります。
ここでは、よく利用するお店ごとの特徴と、価格のイメージを整理しておきます。
（下記の価格帯は、あくまで参考になる「目安」であり、店舗・地域・時期によって大きく変わります）

お店の種類	メロンひと玉の目安価格帯	特徴
食品スーパー・総合スーパー	700〜1,500円前後	普段使い向けのネット系メロンが中心。特売日には1,000円以下になることも。
ディスカウント店・激安スーパー	500〜1,200円前後	特売やまとめ売りで安いことがある。サイズや熟度はまちまちな場合も。
八百屋・青果専門店	産地や銘柄によって幅広い	産地直送品や旬のメロンが並ぶことも。店主に相談しやすい。
デパート・高級フルーツ店	2,000〜数千円以上	クラウンメロンなどブランドメロンや贈答用が中心。見た目・箱・包装も重視。
ネットスーパー・産直通販	1玉1,000〜数千円以上	産地直送セットや等級指定など選択肢が多い。送料込み価格になることも。

近所のスーパー（食品スーパー・総合スーパー）の価格イメージ

多くの人がメロンを購入するのは、近所の食品スーパーや総合スーパーだと思います。
ここでは、アンデス系やクインシー系などのメロンが、通常時で1玉700〜1,500円前後で並ぶことが多いです。

広告の目玉商品や、旬のピーク時の特売では、1玉500〜1,000円程度まで値下げされることもあります。
ただし、どこのチェーンが常に一番安いかについては、地域や店舗ごとの方針、仕入れ状況によって大きく異なり、特定のスーパー名を挙げられるような確実な情報は確認できませんでした。

ディスカウント店・激安スーパーで買う場合

ディスカウント系のスーパーでは、メロンが
「◯玉で◯◯円」
「1玉◯◯円均一」
といった形で出ていることがあります。

お得に感じる一方で、サイズが小さめだったり、食べ頃が近く見切り価格になっている場合もあるため、皮の傷み具合や香りを軽くチェックして選ぶと安心です。

八百屋・青果専門店のメリット

地元密着の八百屋や青果専門店では、その時期においしい産地のメロンを扱っていることがあります。
同じ品種でも、産地や等級によって価格帯が分かれやすく、店主に「今おすすめのメロンはどれですか？」と聞けるのが大きなメリットです。

価格は一概には言えませんが、スーパーと同程度〜やや高めになることもあり、味を重視したい人には選択肢になります。

デパート・高級フルーツ店・高級スーパーの価格帯

デパートの果物売り場や高級フルーツ店では、クラウンメロンのようなブランドメロンが、1玉6,000〜8,000円前後で販売されている例が多く見られます。

見た目・糖度・香りなどの基準が高く、化粧箱入り・のし対応・ギフト包装など、贈答用のサービスも含めての価格だと考えると、日常使いのメロンとは役割が違うと言えます。

ネットスーパー・産直通販・ふるさと納税

ネットスーパーや産直通販サイトでは、「1玉」「2玉セット」「箱売り」など、さまざまな形でメロンが販売されています。
産地直送セットや、ふるさと納税の返礼品などでは、3〜4玉で5,000〜6,000円前後といった例もあり、1玉あたりで見るとスーパーと同程度になるケースもあります。

ただし、通販の場合は送料込みかどうかで実質の1玉あたり価格が変わることが多いので、「総額 ÷ 玉数」で1玉あたりの価格を確認して比較すると分かりやすくなります。

メロンひと玉が安くなるタイミングは？旬の時期とセールの傾向

メロンひと玉の値段は、季節（旬）やセールのタイミングによっても変わります。
いつ頃が狙い目なのか、ポイントを整理しておきます。

国産メロンの主な旬（5〜8月ごろ）と値段の動き

アンデスメロンやクインシーメロンなど、国産メロンの多くは、春〜夏にかけて出回り量が増えます。
品種や産地にもよりますが、4〜8月ごろにかけて収穫が増えるケースが多いと紹介されており、特に初夏〜真夏にかけてよく見かけます。

出回り量が増える時期は、「食べ頃の美味しいメロンが、比較的手頃な価格で手に入りやすい時期」と言えます。
一方で、季節外れの時期は、ハウス栽培や輸入品が中心となるため、価格が高めになりやすいこともあります。

チラシ特売・タイムセール・アプリのクーポンをチェック

スーパーのメロン価格は、チラシの特売・タイムセール・アプリのクーポンなどで大きく変わることがあります。
農林水産省の卸売価格のデータを見ても、メロンは日々の取引価格が変動していることが分かります。

そのため、普段よく行くスーパーのチラシや公式アプリをチェックすることで、
「今日はいつもより安い」
「旬のメロンがセールになっている」
といったタイミングを見つけやすくなります。

母の日・父の日・お中元などイベント時期の特徴

メロンは、母の日・父の日・お中元など、贈り物として選ばれることも多い果物です。
こうした時期には、デパートや高級フルーツ店で、ギフト向けの高級メロンが多く並ぶ傾向があります。

イベントシーズンは、贈答用の需要が増えるため、ギフト用メロンはやや高めの価格帯で展開されることが多く、
一方で、スーパーなどでは「家族で食べる用」のメロンが特売になるケースもあります。

ハウス栽培・輸入メロンなどオフシーズンの値段の傾向

秋〜冬でもメロンを見かけることがありますが、その多くはハウス栽培や輸入メロンです。

オフシーズンは出回り量が少ない分、旬の時期より高めになることがある一方、キャンペーンや在庫調整で安くなるケースもあり、価格は動きやすいです。

「できるだけ安く、かつ美味しいメロンひと玉を買いたい」場合は、やはり国産メロンの出回りが多い初夏〜夏の時期を中心に、チラシやアプリをチェックするのがおすすめです。

メロンひと玉をお得に買うコツ｜値札・チラシ・表示の見方

ここからは、実際に売り場でメロンひと玉を選ぶときに役立つ、ちょっとしたコツをまとめます。

1kgあたり価格・グラム単価をチェックして比較する

メロンは、同じ売り場でも
「大きさの違うメロンが並んでいる」
「1玉いくらのものと、グラムいくらのものが混在している」
といったことがよくあります。

そんなときは、1kgあたりの価格（グラム単価）に注目すると比較しやすくなります。
総務省の統計でもメロンの価格は1kg単位で集計されており、平均値は1kgあたり約900円前後とされています。

売り場のポップに「100gあたり◯◯円」と書かれていることもあるので、

• 100gあたり100円 → 1kgあたり1,000円
• 100gあたり80円 → 1kgあたり800円

というようにざっくり計算して比較すると、「どのメロンが量のわりにお得か」が見えてきます。

等級や糖度表示だけでなく用途（自宅用・贈答用）で考える

通販サイトなどでは、
「白等級」「山等級」などの等級や、「糖度◯度以上」といった表示があるメロンが多く、これらはギフト用・贈答用として使われることも多いです。

一方、スーパーで日常使いのメロンを選ぶときは、用途に合わせて選ぶのがポイントです。

• 自宅で家族と気軽に食べたい → 形が少し不揃いでも、手頃な価格のメロン
• 贈り物・お祝いで渡したい → 等級やブランド名が分かりやすいギフト向けメロン

「贈答用としては少しカジュアルだけど、自宅用なら十分」というメロンも多いので、ラベルの表示と価格のバランスを見ながら選ぶと納得感が高くなります。

すぐ食べるなら食べ頃メロン、数日後なら少し青めを選ぶ

メロンは、追熟する果物です。
すぐに食べたいなら、皮の色がやや黄色みを帯びていて、底のあたりを軽く押すと少しだけ弾力があるものが選ばれることが多いです。

逆に、数日後に食べる予定なら、少し青めで硬めのものを選ぶと、自宅で追熟させて好みのタイミングで食べやすくなります。

また、見切り品コーナーに食べ頃のメロンが出ていることもあり、その日のうちに食べる前提ならお得になる場合もあるので、チェックしてみるのも一つの方法です。

特売品・見切り品のメロンひと玉を選ぶときのポイント

特売や見切り品でメロンが安くなっているときは、次のポイントを確認すると安心です。

• 皮に大きな傷や深い割れがないか
• カビや変色した部分がないか
• 持ったときに極端に軽く感じないか

多少の表面のスレや見た目の問題で値下げされているだけの場合も多く、その日のうちに食べるなら十分楽しめることもあります。
ただし、内部の状態は外側だけでは分かりにくいので、心配な場合は無理に選ばず、通常品から選ぶのもひとつの考え方です。

メロンひと玉を買うときのよくある疑問Q&A

Q. 安すぎるメロンは大丈夫？価格だけで判断しないためのチェックポイント

「他のメロンよりかなり安いけれど大丈夫かな？」と感じるときは、価格だけで判断しないことが大切です。

次のポイントを目安にチェックしてみてください。

• 皮に大きな傷・ひび割れがないか
• 極端に柔らかくなっている部分がないか
• カビや変色が見られないか

安くなっている理由が「熟度が進んでいる」「見た目が少し悪い」などの場合もあります。
気になる場合は、店員さんに「今日中に食べた方がいいですか？」などと聞いてみるのも一つの方法です。

Q. カットメロンと丸ごと1玉、どっちが得？

カットメロンは、少量だけ試したいときや、すぐに食べたいときに便利です。
一方、1玉丸ごと買うと、同じ量で見たときに割安になる場合もあります。

売り場によっては、カットメロンのグラム単価が表示されていることもあるので、1玉の価格と比較して、「食べきれる量」と「1gあたりの価格」の両方を見て選ぶとよいです。

Q. 贈答用のメロンひと玉はいくらくらいから？

贈答用として選ばれることが多いクラウンメロンなどのブランドメロンは、1玉6,000〜8,000円前後で販売されている例がよく見られます。

もちろん、もう少し手頃な価格帯のギフト用メロンもあり、3,000円前後〜のセット商品なども展開されています。
贈る相手やシーンに合わせて、予算・ブランド・等級のバランスを考えて選ぶと良さそうです。

Q. 1玉食べきれないときの保存方法は？

メロンひと玉を切ったあと、食べきれない場合は、カット面をラップでぴったり覆うか、一口大に切って密閉容器に入れ、冷蔵庫で保存する方法がよく使われます。

一般的には、カット後は数日以内を目安に食べきる人が多いです。
長期保存したい場合は、冷凍してシャーベットやスムージーに活用する方法もありますが、食感は変わりやすいので、その点は考えながら使うと良いでしょう。

まとめ｜メロンひと玉のスーパーでの値段は幅広い。自分に合った価格帯を知って選ぼう

ここまで、メロンひと玉の値段について、相場の目安・お店ごとの違い・安く買いやすいタイミング・お得に買うコツを見てきました。

• 統計データから見ると、メロンの平均価格は1kgあたり約900円前後で、1玉1,000〜1,500円前後が一つの目安
• 普段使い向けのメロンは、スーパーで700〜1,500円前後、特売では500〜1,000円程度になることもある
• クラウンメロンなどブランドメロンは、ギフト用として1玉数千円〜と価格帯が大きく違う
• 季節（旬）やセールのタイミング、等級や糖度表示によって、同じ品種でも値段が変わる
• 1kgあたりの価格や用途（自宅用／贈答用）を意識すると、納得感のある選び方がしやすい

「メロンひと玉のスーパーでの値段はいくらくらい？」という疑問には、
「品種・サイズ・お店・タイミングによって大きく変わるものの、普段使いのスーパーでは700〜1,500円前後が一つの目安」
とイメージしておくと、売り場で値札を見たときにも判断しやすくなります。

どこのスーパーが一番安いか、どのチェーンが常にお得かといった点については、地域・仕入れ・セールの状況で大きく変わるため、特定のお店を断定できるような確実な情報は確認できませんでした。
そのため、実際に購入するときは、普段よく行くお店のチラシやアプリをチェックしながら、そのときの価格や品質を見て選ぶことが現実的な方法といえそうです。

本記事で紹介した内容は、メロンひと玉の値段を考えるときの一つの考え方です。
最終的な購入や利用については、必ずご自身の生活スタイル・予算・好みに合わせてよく検討し、ご自身の判断で行動するようにしてください。