先に結論。
せいこ蟹(ズワイガニの雌)は解禁期間が短く(おおむね11/6〜年末)、その日の入荷状況や産地・サイズ・調理形態(生/ボイル)・足折れの有無などでスーパーの店頭価格が変わります。
参考になる店頭の掲載例として、山陰の量販店チラシに「親ガニ 580円(税抜)/627円(税込)」の表示や、福井の報道で「県外産特売は1杯400円程度、県内産は1,200円程度から」といった価格感が紹介されています(時期・条件で変動)。価格は毎日変わるため、購入直前に各店舗の表示やチラシを必ず確認してください。
更新日:2025年10月15日
目次
- 1. せいこ蟹とは?呼び名・旬・解禁
- 2. スーパーの値段の目安(店頭掲載の実例)
- 3. 値段が変わる主な理由(産地タグ/サイズ/状態/天候など)
- 4. お店別の特徴と買い方(地元スーパー・市場/鮮魚店・通販)
- 5. タイミングで違う:解禁直後〜年末の流れ
- 6. 失敗しにくい選び方(表示の見方・チェックポイント)
- 7. 持ち帰り・保存・食べ方の基本
- 8. よくある質問(FAQ)
1. せいこ蟹とは?呼び名・旬・解禁
「せいこ蟹」はズワイガニの雌の呼び名で、地域により「香箱ガニ(石川)」「親ガニ/セコガニ(山陰)」「コッペガニ」などとも呼ばれます。いずれも同じ雌ガニを指します。
解禁期(雌)は短期:代表的な地域の公的・準公的情報
| 地域・呼び名 | 雌の漁期(目安) | 出典 |
|---|---|---|
| 福井(せいこ蟹) | 11月6日〜12月31日 | 福井県・観光/自治体の案内 |
| 石川(香箱ガニ) | 11月6日〜12月29日 | 金沢市観光協会・漁協の案内 |
| 鳥取(親ガニ/セコガニ) | 11月〜12月頃 | 鳥取県漁協(旬の目安) |
※年や海況で初売り日が前後する場合があります。店頭や市場の告知をご確認ください。
2. せいこ蟹のスーパーでの値段の目安(店頭掲載の実例)
価格は店舗・産地・サイズ・状態で大きく変わります。以下は実際に確認できる掲載例(一例)です。
- 山陰エリアの量販店チラシに「親ガニ 580円(税抜)/627円(税込)」の表示(2024/12/27掲示)。
- 福井の報道では、シーズン下旬に「県外産の特売で1匹400円程度、県内産は1,200円程度から」の店頭感が紹介。
- 地域情報サイトでは、売場の掲示価格として「セイコガニ1杯1,200円〜3,800円」の例を紹介。
ポイント:店頭は日別に値段が動きます。同じ店でも曜日/天候/入荷量で変わるため、当日チラシや売場表示の確認が最優先です。
3. 値段が変わる主な理由(産地タグ/サイズ/状態/天候など)
- 産地・ブランドタグ:福井(越前)や石川(加能/香箱)など、地物のブランドやタグ有無で価格帯が変わります。石川の「香箱ガニ」は雌で漁期が短いのが特徴。
- サイズ・重さ:甲羅幅や重さで見た目以上に食べる量が変わります。
- 状態:活/生/ボイル/冷凍、足折れ(訳あり)の有無で価格が動きます。
- 天候と水揚げ:時化続きは入荷が減り価格が上がりやすい一方、水揚げが安定すると求めやすくなる傾向があります。過去の報道でも、シーズン下旬に求めやすい価格帯に落ち着いた旨の紹介があります。
- 日付と需要:週末や年末は需要増で価格が上がることがあります(店舗と地域による)。
4. お店別の特徴と買い方(地元スーパー・市場/鮮魚店・通販)
地元スーパー
- 解禁直後〜年末に姿(ボイル)の入荷が増えやすい。
- チラシやアプリ(Tokubai/シュフー等)で当日価格を確認。
- 「足折れ」やサイズ違いの特価に出会えることも。
市場・鮮魚専門店
- サイズの選択肢や当日ゆでなど加工の幅が広い。
- 地域の観光協会サイトは解禁や相場の目安を知る手がかりになります(石川の香箱は12/29まで)。
通販(相場の参考にも)
- 産地・サイズを指定してセット買いしやすい。
- 漁協系の直販やECモールの価格帯を比較し、送料込み総額で見比べる。
5. タイミングで違う:解禁直後〜年末の流れ
解禁(多くの地域で11月6日)直後は入荷が読みにくく、価格が高めに出る日もあります。
その後、水揚げが安定してくると相場が落ち着く傾向。一方、年末は需要が高まり特売や催事も増えますが、天候次第で入荷が乱れることもあります。石川の香箱ガニは12/29まで、福井のせいこ蟹は12/31までといった地域の目安が示されています。
6. 失敗しにくい選び方(表示の見方・チェックポイント)
- 表示をチェック:産地名、活/生/ボイル/冷凍、足折れ、消費(賞味)期限、加熱の要否など。
- 重さ:持ったときに詰まった重みを感じる個体は身入りや卵(内子/外子)を期待しやすいことがあります。
- 色味:甲羅の色や外子の色がはっきりしているものが目安。
- 用途で選ぶ:そのまま食べるならボイル姿が手早い。調理したいなら生を選ぶなど。
- ブランド・タグ:贈答やごちそうにはタグ付き/産地指定も選択肢。基準や取り扱いが明確になっている売場を選ぶと安心です。
注意:同じ「せいこ蟹」でも地域名・表記が異なるため、売場表示を最後まで読むとミスマッチを減らせます(例:石川=香箱ガニ、山陰=親ガニ/セコガニ)。
7. 持ち帰り・保存・食べ方の基本
- 持ち帰り:保冷剤や保冷袋を使い、温度変化を避ける。
- 保存:表示に従い当日〜できるだけ早く食べる。冷蔵は新聞紙やキッチンペーパーで包んで乾燥を防ぐ。
- 下ごしらえ:ボイル済みは過加熱に注意。生は清潔なまな板・包丁で手早く処理。
- 地域の楽しみ方:甲羅盛りや丼など、産地ごとの食べ方も人気です(観光サイトの案内が参考になります)。
8. よくある質問(FAQ)
- Q1. 「せいこ蟹」「香箱ガニ」「親ガニ/セコガニ」の違いは?
- A. いずれもズワイガニの雌を指す地域名の違いです。
- Q2. いつ店頭に並びますか?
- A. 解禁は多くの地域が11月6日。石川の香箱ガニは12月29日まで、福井のせいこ蟹は12月31日までといった目安があります。入荷や初売り日は天候・市場次第で変わるため、直近のチラシや売場の告知をご確認ください。
- Q3. スーパーと通販、どちらが安い?
- A. 条件次第です。店頭特売の627円(税込)の掲示例のように地元で安い日もあれば、通販でセット買いが相対的に割安な場合もあります。いずれも当日の条件・送料・サイズで比較してください。
- Q4. 今年(2025年)の相場はどうなりそう?
- A. 海況と水揚げ次第で読みにくいですが、過去のシーズンでは下旬に求めやすい価格帯になった例もあります。最新の相場は各地域のチラシ・市場の発表でご確認ください。
参考:価格の掲載実例まとめ(相場の目安に)
| 日付 | 地域・媒体 | 表示/紹介 | 補足 |
|---|---|---|---|
| 2024/12/27 | 山陰・量販店チラシ | 親ガニ 580円(税抜)/ 627円(税込) | 掲載終了済みのアーカイブ |
| 2023/12/27 | 福井の報道 | 県外産特売 1匹400円程度/県内産 1,200円程度〜 | シーズン下旬の店頭感 |
| 掲載日記載あり | 地域情報サイト | セイコガニ 1杯1,200〜3,800円(掲示例) | 売場での表示例 |
※ここで示す価格は一例であり、最新の店頭価格とは限りません。購入前に必ず各販売ページ・売場の表示をご確認ください。
この記事のまとめ
せいこ蟹の値段は「いつ・どこで・どんな条件で買うか」で大きく変わる。
解禁は11/6、雌の漁期は福井:〜12/31/石川:〜12/29/鳥取:11〜12月頃が目安(年により前後)。
当日チラシ・売場表示のチェック→産地・サイズ・状態の比較→必要なら通販の価格帯も参照の順で比べると、短時間で相場感をつかみやすいです。
※価格・在庫・取扱は日々変動します。


コメント