おせち料理の
黒豆のとなりにちょこんとある、赤いやつって、
じつは「ちょろぎ」と言う植物の一部なんだよ。
形はクルクルしていて、色は梅酢や赤じそで真っ赤。
おせちに入っているのは、「長寿」や「まめに働く」ことを願う意味が込められているよ。
小さな色のアクセントだけど、意味はとってもおめでたいんだ。
ちょろぎってどんな食べ物?
ちょろぎは、中国が原産のシソ科の植物で、掘り出された地下のふくらんだ部分(塊茎)を食べる野菜なんだ。
長さは1〜3cmくらいで、巻貝のような形をしていて、とってもユニーク。
生だと白っぽく、シャキシャキした食感が楽しめる。
漬けると赤くなり、彩りがキレイなんだよ。
英語では「Chinese artichoke」、学術名は Stachys affinis と言うよ。
ちょろぎの名前の由来と、おせちに入れる意味
「ちょろぎ」は、漢字で「長老喜」「長老木」「千代呂木」などと書かれることが多く、
どれも長寿を願うおまじないのような意味があるんだ。
また黒豆は「まめ(健康にまめに働く)」を願う食材。
この2つを合わせることで、「まめに健康で長く働けますように」という願いを込めた飾りになっているよ。
どうして赤いの?色の意味って何?
ちょろぎ本来の色は白っぽいんだけど、梅酢や赤じそで漬けて赤くしているよ。
赤い色は、おめでたい色や魔よけの色とされているんだ。
だから、おせちのお重に彩りとして加えると、見た目も気持ちも華やかになるね。
ちょろぎの食べ方と保存のコツ、代わりに使えるアイデア
食べ方は、梅酢漬けのほか、甘酢漬けや味噌漬け、粕漬けなどが多いよ。
漬け物にするとシャキッと、
加熱するとホクホクした食感になって美味しいんだ。
揚げると天ぷらみたいになるよ。
保存は、冷蔵で早めに食べるか、塩漬けにして長持ちさせる方法もあるよ。
もしちょろぎが手に入らなくても、紅白なますや赤かまぼこ、ラディッシュなどで、彩りとしての代わりにできるよ。
まとめ:ちょろぎでおせちをもっとおめでたく
おせちの「赤いやつ」、ちょろぎは小さな存在だけど、意味はとってもおめでたいもの。
長寿を願い、健康でまめに働けるようにという思いがぎゅっと詰まっているんだ。
無理に入れなくてもいいけれど、黒豆と一緒に彩りとしてそえるだけで、
食卓が明るくなって、新年がちょっと特別な気持ちになるよ。
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