豚肉を選ぶときに「ロース」と「肩ロース」で迷ったことはありませんか?
この2つはよく似ていますが、じつは特徴やおすすめの料理が少し違います。
この記事では豚肉のロースと肩ロースの違いについて、部位の特徴や選び方、料理ごとの使い分けなどを、わかりやすくまとめて紹介します。
豚肉のロースと肩ロースの違い|基本をわかりやすく解説
ロースと肩ロースは、どちらも豚の背中側のお肉ですが、位置や肉質、味わいに違いがあります。
まずは、それぞれの特徴を見てみましょう。
部位 | 場所 | 特徴 | おすすめ料理 |
---|---|---|---|
ロース | 背中から腰にかけて | きめが細かくやわらかい。脂身はほどよく、さっぱり。 | とんかつ、ポークソテー、しょうが焼きなど |
肩ロース | 首から肩、背中の上部 | 脂と赤身がバランスよく、コクがある。筋も少し入る。 | 角煮、カレー、煮込み料理、しょうが焼きなど |
ロースの特徴|やわらかくてクセが少ない万能部位
ロースは豚肉の中でもとても人気のある部位です。
お肉のきめが細かく、やわらかくてクセが少ないので、いろいろな料理に使いやすいのがポイントです。
脂身もほどよく付いているので、食べごたえがありながらも、しつこさを感じにくいです。
- とんかつやポークソテー、カツサンドなど、厚めに切ってもやわらかい食感が楽しめます。
- しょうが焼きや野菜炒めにも合います。
ロースは火を通しすぎるとパサつきやすいので、焼きすぎには注意しましょう。
肩ロースの特徴|ジューシーでコクのある味わい
肩ロースは脂と赤身のバランスが良いのが特徴です。
少し筋がありますが、煮込むととてもやわらかくなります。
ロースよりも味にコクがあり、ジューシーで旨みがしっかりしています。
- 角煮やカレー、シチューなど、煮込み料理にピッタリです。
- しょうが焼きにも使うとコクが出て、ごはんが進みます。
脂身が多めなので、こってりした味が好きな方にもおすすめです。
また、肩ロースは価格がロースより少し安いことも多いので、たくさん使うときにもぴったりです。
豚肉のロースと肩ロースのカロリーや栄養素・価格を比較
項目 | ロース(100gあたり) | 肩ロース(100gあたり) |
---|---|---|
カロリー | 約263kcal | 約270kcal |
たんぱく質 | 約19g | 約17g |
脂質 | 約20g | 約21g |
価格の目安 | 100gあたり約150〜250円 | 100gあたり約130〜220円 |
※価格は店舗や産地、国産・輸入などで変わるため、おおよその目安です。
最新の価格は店頭やネット通販でご確認ください。
料理別|ロースと肩ロースのおすすめ使い分け
豚肉のロースと肩ロースは、料理によって選ぶとより美味しく仕上がります。
それぞれに合う料理の例を紹介します。
料理名 | ロースがおすすめ | 肩ロースがおすすめ |
---|---|---|
とんかつ | 〇(やわらかい食感) | △(ややコクあり、脂多め) |
しょうが焼き | 〇(あっさり系) | 〇(コクとジューシーさUP) |
野菜炒め | 〇(クセが少なくさっぱり) | △(脂でコクが増す) |
角煮・煮込み | △(ややパサつくことも) | ◎(とろけるやわらかさ) |
カレー・シチュー | △(あっさり仕上げたいとき) | ◎(コクと旨みたっぷり) |
◎:とてもおすすめ、〇:おすすめ、△:ややおすすめ
どちらを選ぶ?豚肉のロースと肩ロースの選び方のコツ
- あっさり&やわらかい料理にしたいならロースがおすすめです。
- コクがほしい、煮込みやこってり系料理には肩ロースが向いています。
- どちらもしょうが焼きや炒め物に合うので、好みやその日の気分で選ぶのも良いでしょう。
- 脂の量が気になる場合は、ロースを選ぶとさっぱり仕上がりやすいです。
- 価格や予算も選ぶポイントの一つです。
まとめ|豚肉のロースと肩ロースの違いを知って料理上手になろう
豚肉のロースと肩ロースの違いを知っていると、料理選びや毎日のごはん作りがぐっと楽しくなります。
それぞれの特徴を活かして、いろいろな料理を試してみましょう。
今日のメニューに迷ったときは、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
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